振袖は華やかで格式高い和装ですが、着用後の適切なお手入れを怠ると、シミやカビ、変色などのトラブルが発生する可能性があります。
着用後のお手入れをどうしたら良いのかわからないとお困りの方もいらっしゃいますよね。
この記事では、長く美しさを保つために、振袖のクリーニングやお手入れ方法や注意点を詳しく解説します。
静岡県7店舗、愛知県2店舗ございます、振袖専門店のスタジオガーネットです。
振袖のレンタルや成人式の前撮り、成人式当日までトータルサポート。
年間200枚入れ替え、常時400枚以上のレンタル振袖が入荷します。
「お得」「鮮度」にこだわった衣装のラインナップがガーネット一番の特色です。
振袖をクリーニングに出す前に、自宅でできるチェックと簡単なお手入れを行いましょう。
着用後は、すぐに汚れがついていないかチェックしましょう。特に次の部分は汚れやすいため注意が必要です。
・袖口、裾:地面や手に触れやすく、汚れがつきやすい
・襟元:ファンデーションや汗が付きやすい
・脇、背中:汗や皮脂が付着しやすい
・食べこぼしの跡:食事中のシミがないか確認
シミを見つけた場合は、早めにクリーニングに出すことが重要です。時間が経つと落ちにくくなります。
着用後はすぐに収納せず、ハンガーにかけて風通しの良い場所で陰干しをしましょう。湿気を飛ばし、汗や匂いを軽減するためです。
クリーニングを依頼する際は、以下の点に気をつけましょう。
振袖はデリケートな絹素材が多いため、通常のクリーニング店ではなく、着物専門のお手入れを行っている店に依頼するのがベストです。
【専門店を選ぶ理由】
➀着物の扱いに慣れている
➁素材ごとに適した洗い方をしてくれる
③シミ抜きやカビ防止の技術が高い
洋服を取り扱うクリーニング店では出来ないと言われる事もありますのでしっかり確認してから持ち込みましょう。
振袖のクリーニングにはいくつかの方法があります。どの方法を選ぶかによって仕上がりや料金が異なります。
クリーニング方法 | 特徴 | 注意点 |
丸洗い(ドライクリーニング) | 油汚れを落としやすい | 水溶性の汚れ(汗など)は落ちにくい |
洗い張り(手洗い) | 水洗いで汗や皮脂も落とせる | 料金が高め、時間がかかる |
部分洗い(シミ抜き) | 特定の汚れだけを除去 | 料金はシミの種類や範囲による |
汗をたくさんかいた場合は「汗抜き加工」も追加すると安心です。
シミの種類によって最適な処理が異なります。
➀何の汚れか(食べこぼし、ファンデーション、汗など)
➁いつ付いたか(時間が経つほど落ちにくい)
③どの部分についているか(クリーニング店に指示しやすい)
事前に伝えておくことで、適切なクリーニングができます。
振袖をお手入れに出す際は、振袖単体ではなく、セットでお手入れするのがおすすめです。振袖と一緒にお手入れに出すべきものを詳しくご紹介します!
【長襦袢(ながじゅばん)】
なぜ必要?
・襟元や袖口の汚れを防ぐ役割があるため、汗やファンデーション汚れが付きやすい。
・振袖と接する部分が多いため、一緒にクリーニングしないと振袖に汚れが移ることがある。
※ポイント
・半襟(はんえり)が付いている場合は、外せるものは外しておくと◎
・汚れがひどい場合は部分洗い(襟元のシミ抜き)をお願いすると良い。
【帯(おび)】
なぜ必要?
・帯もしっかり締めるため実は汗や皮脂が染み込みやすい。
・汚れが目立たなくても、カビや黄ばみの原因になるので、定期的にお手入れが必要。
※ポイント
・汚れが軽度なら、風通しの良い場所で陰干しするだけでもOK。
・帯締め(おびじめ)や帯揚げ(おびあげ)も、一緒にお手入れに出すとスッキリ。
お手入れ後の保管方法も重要です。適切な保管をしないと、カビや虫食いの原因になります。
クリーニングから戻ってきた振袖は、たとう紙(着物専用の和紙の包み)に包んで保管しましょう。通気性があり、湿気を防ぐのに適しています。
振袖は虫に食われやすいので、防虫剤を入れるのがポイント。ただし、次の点に注意してください。
・着物専用の防虫剤を使う(ナフタリンはNG)
・防虫剤の種類を混ぜない(化学反応でシミができる可能性あり)
・直接振袖に触れないようにする
カビ防止には、除湿剤や乾燥剤を入れるのも有効です。
年に1〜2回、晴れた乾燥した日に陰干しをしましょう。
・直射日光を避け、風通しの良い場所で2〜3時間陰干し
・たとう紙が湿っていたら新しいものに交換
振袖の陰干しの目安は半日から1日です。
・時間帯:湿気の少ない午前10時〜午後3時くらいがおすすめ。
・場所:風通しの良い室内や、直射日光の当たらない屋外の軒下。
・方法:着物ハンガー(和装ハンガー)にかけて、シワを伸ばしながら吊るす。
・期間:半日〜1日程度で十分。長く干しすぎると乾燥しすぎて生地が傷むことがあるので注意!
・着用後すぐ(湿気や汗を飛ばすため)
・年に1〜2回(長期保管時のカビ防止のため)
※ポイント
湿気が多い時期(梅雨や夏)は避けて、乾燥した晴れた日に行うのがベストです。
大切な振袖を長く美しく保つために、適度な陰干しを心がけてくださいね!
直射日光は色褪せの原因にもなりますので、必ず日陰で干してください。
振袖を着る際に、事前に汚れを防ぐ工夫をすると、お手入れが楽になります。
襟元の汚れを防ぐために、半襟を使いましょう。これだけでファンデーションや汗汚れを大幅に防げます。半襟は汚れてしまっても付け替えることが出来ます。
振袖を着て食事をする際は、着物用エプロンやハンカチを膝や胸元に当てると、汚れ防止になります。
袖や袖口にも注意しながら食事をしましょう。
雨の日に外を歩く場合は、振袖専用の雨コートや草履カバーを使うと裾の汚れを防げます。
泥ハネなども気を付けて歩きましょう。
振袖のお手入れ(クリーニング)の頻度は、使用状況や保管方法によって異なりますが、基本的な部分をお伝えしますので参考にしてください。
1回着用したらクリーニングへ
振袖は汗や皮脂、化粧品、食べこぼしなどが付きやすいです。特に絹素材が多いため、1回の着用でもクリーニングをおすすめします。
2~3回着用した場合
見た目に汚れがなくても、目に見えない汚れ(汗や皮脂)が蓄積している可能性が高いです。このため、必ず出しましょう。
即クリーニングが必須
汗を大量にかいたり、雨に濡れた場合は、カビやシミの原因になるので、着用後すぐにクリーニングに出しましょう。すぐに出せない場合は、必ずしっかりと乾かした状態で畳みましょう。
2~3年に1度の点検クリーニング
長期間着ない場合でも、2~3年に1度は点検のためのクリーニングをおすすめします。防虫・防カビ対策にもなります。
シミ抜きだけでも対応可
全体をクリーニングするのではなく、部分的なシミ抜きだけを依頼することも可能です。クリーニング店で相談すると良いでしょう。
振袖は大切な和装ですので、1回の着用ごとにクリーニングするのが理想です。特に湿気や汗はトラブルの原因になりますので、適切なお手入れで美しさを長く保ちましょう。
振袖のお手入れには、施す加工方法や依頼する専門店によって費用が変わります。
一般的な料金相場をまとめましたので、参考にしてください!
お手入れ方法によって金額も変わります。
お手入れ内容 |
料金相場 |
特徴・注意点 |
丸洗い(ドライクリーニング) |
7,000円~15,000円 |
一般的なクリーニング方法。油汚れや軽い汚れを落とす。 |
シミ抜き(部分補修) |
2,500円~10,000円 |
シミの大きさや種類によって料金が変動。早めの処置が重要! |
ほつれ直し |
550円~3,000円 |
脇などのほつれをお直し。ほつれた部分を見つけたら広がる前に必ずお直ししましょう。 |
ガード加工 |
10,000円~20,000円 |
撥水加工を施し、汚れや湿気から守る。振袖だけでなく長襦袢、帯にも加工可能。 |
プレス仕上げ(アイロンがけ) |
3,000円~5,000円 |
シワを伸ばして美しく仕上げるオプション。 |
フルメンテナンス(丸洗い+汗抜き+シミ抜き+ガード加工)の場合は、30,000円〜40,000円が相場です。
専門店や地域によって価格に差があるので、事前に見積もりを取ると安心!
振袖と一緒に出すことをおすすめする物
アイテム |
料金相場 |
特徴・注意点 |
長襦袢(ながじゅばん) |
7,000円~10,000円 |
一番汗が染み込むのが長襦袢。また、襟元の汚れが付きやすいので、振袖と一緒に洗うのが◎ |
帯(おび) |
5,000円~10,000円 |
実は汗や皮脂が染み込みやすいので、定期的なメンテナンスがおすすめ。 |
◇振袖だけでなく、長襦袢や帯も一緒にお手入れすると清潔に保てる!
◇まとめて依頼すると割引になる場合もあるので、クリーニング店に相談してみるとお得かもしれません。
自宅でできる振袖のお手入れ方法
振袖はデリケートな絹素材が多いため、基本的には専門のクリーニングを行ってくれるお店に依頼するのがベストですが、日常的なお手入れや簡単な汚れの対処は自宅でも可能です!そこで、自宅でお手入れできるアイテムと、その方法を詳しくご紹介します。
振袖だけでなく、長襦袢と帯も陰干しすると良いでしょう。
方法:
・風通しの良い場所で陰干し(半日程度)。
・収納前にシワが気になる場合は、タオルの上から低温のアイロンで軽く押さえる。
※注意点
・アイロンを直接当てない! → 帯の織り目や柄がダメージを受ける可能性あり
・水をつけるのはNG! → 水シミができる可能性がある
汗・汚れ対策(簡単な手入れ)
方法:
・着用後、乾いた布で軽く拭く。
・風通しの良い場所で陰干しする。
・シワが気になる場合は、アイロンを低温にして、布をかぶせて軽くプレス。
(絞りのある帯揚げはアイロン厳禁)
※注意点
熱を当てすぎると縮むことがある。
跡が付きやすいので、保管の際も綺麗に畳むようにしましょう。
泥汚れ・湿気対策
方法:
・乾いた布で表面を拭く。
・草履の裏底に泥汚れがある場合は、汚れを拭き取ります。(布地の草履バッグは水拭きは避けます)
・風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾燥させる。
※振袖を自宅でお手入れするときのNGポイント
・水を使わない! → 絹は水に弱く、シミや縮みの原因になる
・強くこすらない! → 摩擦で生地が傷む
・ドライヤーやヒーターで乾燥させない! → 急な温度変化で縮むことがある
・シミ抜きを自己判断でしない! → 失敗すると元に戻せなくなる
もし汚れがひどくなった場合は、無理に自宅で対処せず、専門の着物クリーニング店に相談しましょう。
使用後の肌着・裾除け・足袋はご自宅での洗濯が可能です。
肌に直接触れるものになるので、使用してそのまま保管することは良くありません。
また、洗濯をするとシワになりやすいので、干す際はしっかりとシワを伸ばし、乾いた後はアイロンをしましょう。綺麗な状態で保管しておくと、次に着る時も気持ちよく着る事が出来ます。
振袖のお手入れは、着用後のチェック・クリーニング・保管がポイントです。
✓着用後はすぐにシミや汚れをチェックし、陰干しする
✓着物専門のクリーニング店に依頼し、最適な方法を選ぶ
✓保管時はたとう紙に包み、防虫・防カビ対策を行う
✓年に1〜2回、陰干しをして状態をチェックする
✓着用時に汚れを防ぐ工夫をする
これらを実践すれば、大切な振袖を何年も美しく保つことができます。定期的に手入れをして、特別な日のために備えましょう!
お持ち頂いた着物の状態を点検し、必要に応じたメンテナンスを行う事が出来ます。
お見積りをして金額をお伝えした後のお手入れになるので安心。
お客様の大切なお振袖を丁寧にお預かりし、振袖に一番良い形でお返しいたします。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
✿ガーネット浜松店✿
【住所】〒430-0807 静岡県浜松市中央区佐藤2丁目15-11
【電話番号】053-411-6963
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット浜松西店✿
【住所】〒432-8061 静岡県浜松市西区入野町6182-1
【電話番号】053-401-0521
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット袋井店✿
【住所】〒437-0065 静岡県袋井市堀越431-1
【電話番号】0538-45-1611
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット静岡インター店✿
【住所】〒422-8064 静岡県静岡市駿河区新川2-6-4
【電話番号】054-204-1128
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット静岡草薙店✿
【住所】〒424-0884 静岡県静岡市清水区草薙一里山26-12
【電話番号】054-346-8808
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット富士店✿
【住所】〒416-0953 静岡県富士市蓼原町1599
【電話番号】0545-63-3111
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット三島店✿
【住所】〒411-0036 静岡県三島市一番町2-31 フォンテーヌu.1F
【TEL】055-973-3133
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット岡崎店✿
【住所】〒444-2144 愛知県岡崎市岩津町川畔114-2
【TEL】0564-73-6603
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休
✿ガーネット豊明店✿
【住所】〒470-1125 愛知県豊明市三崎町中ノ坪4-8
【TEL】0562-92-1811
【営業時間】10:00~18:30
【定休日】毎週水曜日・火曜不定休